マウスピース矯正とワイヤー矯正、どっちがいい?実体験とメリット・デメリット比較

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矯正治療を始めるときにまず迷うのが「マウスピース矯正にするか?それともワイヤー矯正にするか?」という選択ですよね。

この記事では、両方の違いと、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較。さらに、実際にワイヤー矯正中の筆者の体験談マウスピース矯正中の知人の体験談も交えて、どちらがあなたに合っているかをわかりやすく解説します。

結論:ライフスタイルと矯正目的で選ぶのが正解!

目立たせたくない→マウスピース矯正

確実に治したい・治療期間を短くしたい→ワイヤー矯正

ただし、歯並びが悪い人は、そもそもマウスピース矯正の対象にならない場合もあります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、まずは両方を比較してみましょう。

マウスピース矯正の特徴

メリット

  • ✅ 目立ちにくい(透明で気づかれにくい)
  • ✅ 食事や歯磨き時に取り外せる
  • ✅ 痛みがワイヤー矯正より比較的少ない

デメリット

  • ❌ 装着時間の自己管理が必要(1日20時間以上推奨)
  • ❌ 複雑な歯並びには対応できない場合もある
  • ❌ 紛失のリスクがある
  • ❌ ワイヤー矯正よりも治療期間が長くなる

ワイヤー矯正の特徴(表側矯正)

メリット

  • ✅ 幅広い症例に対応可能
  • ✅ 常に矯正力がかかるので確実に動く(治療期間が短くなる)
  • ✅ 自己管理が不要
  • ✅ 透明ブラケットで目立ちづらくすることも可能

デメリット

  • ❌ 見た目が目立つ(金属ブラケット)
  • ❌ 食べ物が挟まりやすい・歯磨きが大変
  • ❌ 調整後の痛みが強い場合がある

【体験談】筆者のワイヤー矯正

私自身、歯列矯正を始める前は、マウスピース矯正のほうが良いと考えていました。

しかし、ワイヤー矯正を選んだ理由は、

・そもそもマウスピース矯正の対象外(1件だけできると言われました)

・マウスピースを途中でつけなくなった知り合いがいたから

・マウスピース矯正の方が値段が高いところも多かった

などが挙げられます。多くの矯正医から「ワイヤー矯正は難しい」と言われたのが決め手になりました。

【体験談】知人のマウスピース矯正

筆者の知人はマウスピース矯正をしていましたが、一時期つけていない時期があったと言っていました。

面倒くさかったというのが理由でした。やはり、自分の意志で外せてしまうマウスピース矯正は矯正期間が長引いてしまったり、途中でやめてしまうというリスクがありました。

しかし、筆者がマウスピース矯正の良いと思ったところは目立ちにくさでした。筆者は知人がマウスピース矯正をしているとカミングアウトするまで、マウスピース矯正をしていることに気が付きませんでした。そのくらいマウスピース矯正は周りの人から気づかれにくいというメリットがあります。 

【迷っている人向け】こんな人にはこっち!

タイプおすすめ
周囲に気づかれたくない人マウスピース矯正
忙しくて装着管理ができない人ワイヤー矯正
矯正費用を抑えたい人ワイヤー矯正
軽度の歯並びのズレマウスピース矯正
ガタガタが強い or 抜歯ありワイヤー矯正が無難

よくある勘違い

マウスピース矯正の方が安い

→どちらも同じくらいです。私の場合マウスピース矯正は100万円と言われました。

マウスピース矯正は誰でもできる

→マウスピース矯正よりもワイヤー矯正の方が適用範囲が広いです。そのため、歯並びが悪い人はマウスピース矯正はできないと言われることもよくあります。筆者もマウスピース矯正は難しいと何度も言われました。

マウスピース矯正は痛くない

→マウスピース矯正も痛いです。マウスピース矯正ならマウスピース交換時、ワイヤー矯正ならワイヤー交換時の1週間が痛いです。「歯が動く=痛い」ですので、痛いのはむしろ治療が進んでいる証です。

マウスピース矯正は食事制限がない

マウスピースをつけている間は水以外の飲食はできません。つけ外しがいつでもできるとはいえ、実際人前でマウスピースを外すのは結構恥ずかしいらしく、私の知人は1回1回トイレに行って、つけ外ししています。

ホワイトブラケットのワイヤー矯正は目立ちにくい

→普通の銀色のワイヤーやブラケットよりは確かに目立ちにくいですが、普通に気づかれるくらいには目立ちます。私も矯正を始めてすぐに、ワイヤー矯正を始めたことに気づかれました。

ワイヤー矯正は口の中に違和感を感じそう

→最初のうちは特に違和感を感じます。ワイヤー矯正中は、笑ったあとに唇が装置に引っかかって口元が戻らないことがあるので、毎回矯正装置に引っかからないように口元をもとに戻す必要があります。

↓下記の図のように上唇が装置に引っかかって不吉な笑みを浮かべているような口元になります。

ワイヤー矯正は食べられないものが多い

意外と食べれないものはそんなにありません。例えば、ネットで検索すると以下のものが「食べれないもの・食べないほうが良いもの」として挙げられます。

1.硬い食べ物
ナッツ類、乾物類(スルメ、硬い干し芋など)、おせんべい、硬いグミ、骨付き肉や固いステーキ

2.粘り気の強い食べ物
ガム、キャラメル、お餅、ソフトキャンディ

3.挟まりやすい・絡まりやすい食べ物
繊維質の多い野菜(ほうれん草、ネギ、えのき、ごぼうなど)


4.着色しやすい食べ物(装置のゴムやブラケットが着色するため)
カレー、トマトソース、コーヒー、紅茶、緑茶、チョコレート、キムチ

この中のほとんどを私は食べています。

食べるのを避けているもの

・硬いおせんべい

 →おせんべいを噛んで割った時に、おせんべいが矯正装置にあたって壊れる可能性があるため

・ガム

 →絡まりそうだから

・カレー

 →ホワイトブラケットタイプの目立たないワイヤー矯正をしている人は特にワイヤーとブラケットを止めるゴムの部分がとても着色するため

・コーヒー

 →カレーと同じ理由。ミルクティーやカフェラテなどは歯磨きすればあまり着色はしないので飲んでいます。

まとめ:自分の優先順位を明確にしよう

目立たせたくない→マウスピース矯正

確実に治したい・治療期間を短くしたい→ワイヤー矯正

マウスピース矯正はとにかく目立ちにくいのが特徴

ワイヤー矯正は矯正期間が短くなり、途中でやめてしまう心配もありません。

どちらの矯正方法にも一長一短があります。だからこそ大切なのは、「どれが正解か」ではなく、「自分にとってどれが最適か」を見極めること。

見た目の変化、治療期間、費用、通いやすさ——何を重視したいのか、自分の中で優先順位をはっきりさせることで、自分にぴったりの矯正方法が見えてきます。

歯列矯正は、人生をより前向きに歩むための選択のひとつ。後悔しない選択をするためにも、焦らず、じっくり向き合って、自分に合った方法を選んでください。