矯正のための抜歯って痛いの?親知らずの抜歯とは違う、矯正抜歯のリアル体験談!

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「矯正のために歯を抜くって痛そう…」
「親知らずの抜歯みたいに腫れるのかな?」

そんな不安を持っている人もいると思います。

抜歯って、痛そうだし、怖いですよね。抜かなくて良いなら、抜きたくないと考えている人も多いと思います。

筆者
筆者

私も、ワイヤー矯正を始める前は、抜歯をしたくないと思っていました。

そんな方に向けて、実際に2本抜歯を経験した私のリアル体験談をお届けします。

結論から言うと、

まったく痛くありませんでした。

しかも、1本あたり10秒から20秒ほどでスルッと抜けました。

【アンカースクリューって痛い?】歯列矯正でアンカースクリュー3回打った体験談

この記事では、以下の内容を解説します。

この記事の内容
  • 抜歯の処置中・処置後の痛みは?
  • 親知らずと矯正用の抜歯は何が違う?
  • 抜歯後に注意すべきこと
  • よくある疑問と体験談からのアドバイス

みなさんの抜歯に対する不安が少しでも解消されると嬉しいです。

私の抜歯体験:本当に痛くなかった!

矯正のために抜歯すると聞いたとき、私は正直かなりビビっていました。
「歯を抜く=めちゃくちゃ痛い」というイメージが強かったからです。

でも実際は、拍子抜けするほどあっさり終わりました。

麻酔がしっかり効いて安心

抜歯前には局所麻酔をしっかり打ってくれたので、痛みはゼロ。
針を刺すときの「チクッ」とした感覚はありますが、それ以外は何も感じませんでした。皮膚をつねる方が痛いくらいです。

「麻酔が切れたら痛むのかな…?」と不安でしたが、それもほぼなし。
家に帰ってから念のためロキソニンを1錠飲んだだけで、その後は痛み止めなしで生活できました。

実際の抜歯は1本10秒から20秒ほどで終了

処置中は、歯をペンチのような器具で掴んで前後にミシミシっと揺らす音が聞こえます。

正直、その「ミシミシ…」という音が一番怖かったです(笑)

でも、痛みはまったくなし。
揺らしながらスッと抜ける感じで、1本あたり10秒から20秒ほどで完了しました。

私は2本抜いたのですが、処置全体でも15分かからないくらいだったと思います。

翌日も痛みなし・食事も普通にOK

痛みのピークは「2〜3日後」と聞いていたのですが、私の場合は次の日もまったく痛みなし
普通に食事をとって、日常生活に支障はありませんでした。

「歯を抜いたら腫れる・痛む」と思っていたのが嘘みたいに、驚くほどスムーズな抜歯体験でした。

抜歯と親知らずはまったくの別物!

「矯正の抜歯って、親知らずを抜くのと同じでしょ?」
そう思っている人も多いですが、実は全然違います。

私は矯正のために2本の歯を抜きましたが、それと比べて親知らずの抜歯は別次元の大変さがあります。

親知らずの抜歯は「手術」に近い

親知らずは、

  • 歯ぐきに埋まっていたり
  • 横向きに生えていたり
  • 骨に引っかかっていたり

といったケースが多く、歯を割って取り出すような処置になることも珍しくありません。
そのため、処置時間も長く、腫れ・出血・痛みが強く出やすいです。

一方で、矯正のための抜歯は、

  • しっかり生えていて
  • 真っ直ぐに立っている
  • 歯ぐきの上に出ている

という条件の歯を抜くことがほとんどです。

なので、ペンチで掴んでスッと抜くだけ
私の場合、1本10秒から20秒で抜けました。

抜歯後の腫れも全然違う

親知らずは抜いた後、腫れて食事がとれない・話しにくい・熱が出るというケースもあります。
ですが、矯正のための抜歯ではそこまでのダメージはほとんどありません。

私自身も、「これ、本当に歯抜いたっけ?」というくらい、日常生活に影響はありませんでした。

✅ 親知らずの抜歯=小手術
✅ 矯正のための抜歯=簡単な処置

このくらい違うと知っておくと、矯正の抜歯=怖いというイメージがずいぶん軽くなると思いますよ。

抜歯後に「薬を詰めますか?」と聞かれた話

抜歯が終わってホッとしたのも束の間、
私が横になったままの状態で、先生からこんなことを言われました。

「これから抜いた穴に薬を詰めることもできますよ。
治りが早くなると言われていて、1本5000円になりますが、どうされますか?」

突然のことだったので、私は「え、あ、お願いします」と反射的に答えてしまいました。
麻酔も効いていて頭がぼーっとしていたこともあり、その場でしっかり考える余裕もなく、断るという選択肢が浮かばなかったんです。

実際、その薬を詰めたことで治りが早くなったのかどうか…正直わかりません。
個人的にはこれに1万円は高いなとかなり後悔しました。

「必要なの?」と迷う方へ

この薬、絶対に入れなきゃいけないものではない場合も多いようです。
でも、診察台でいきなり「どうしますか?」と聞かれると、断りにくいですよね。

💡 「もし勧められても断るかどうかを、事前に決めておくこと」が大切です。

私は次からは、「今回は薬は大丈夫です」とちゃんと伝えようと思いました。
自分で判断できる準備をしておくと、焦らず対応できますよ。

抜歯後の注意点:1週間だけは安静にしよう!

抜歯後に一番大事なのは、「血餅(けっぺい)」を守ることです。

血餅とは、抜歯した穴に自然にできる血のかたまりのこと。
これがふさがることで、骨が露出せずに正常に治っていきます。

しかし、もしこの血餅が剥がれてしまうと、、、
**激しい痛みが続く「ドライソケット」**という状態になることがあります。

これに関しては矯正のための抜歯でも、親知らずの抜歯でも同様に注意しなければなりません。

抜歯後1週間ドライソケットにならなければ、それ以降ドライソケットになる可能性はかなり低いです。なので一週間は安静にしていましょう。

筆者
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私は、1週間ドライソケットにならなければ、もうならないと割り切っていたので、1週間後からは普通にお風呂に入り、運動もしていました。

以下のような行動は、すべて血餅を剥がしてしまうリスクがあるので要注意です。

🏃‍♂️ 激しい運動はNG

運動で心拍数が上がると、血圧が高くなり、血餅が流れてしまう可能性があります。
実際、運動した翌日に出血がぶり返すケースもあるそうです。

最低でも抜歯当日は安静に。できれば翌日も運動は避けましょう。

🛁 入浴・湯船も控えめに

お風呂で体が温まると、血流がよくなって血餅が流れるリスクが高まります。
シャワーでさっと済ませるくらいがベストです。

私自身も、抜歯当日はぬるめのシャワーにとどめました。

🌀 強いうがい・ぶくぶくうがいは絶対ダメ!

一番やってしまいがちなのが強いうがい
でもこれは、直接血餅を洗い流してしまう行動なので絶対に避けましょう。

食後などどうしてもゆすぎたいときは、
水を含んで、そっと吐き出すだけにとどめてください。

よくあるQ&A:抜歯にまつわる疑問に答えます!

Q1. 親知らずと矯正の抜歯って何が違うの?

A. まったく別物です!

親知らずの抜歯は、歯が斜めに生えていたり、歯ぐきの中に埋まっていたりすることが多く、時間もかかるし、術後の腫れや痛みも強いです。

一方、矯正のための抜歯は、しっかり生えている健康な歯を抜くことが多いため、処置はとてもスムーズ。
✅ 私の場合は、1本あたり10秒ほどでスポッと抜けました。

術後の腫れや痛みも少なく、親知らずのような辛さはありませんでした。

筆者
筆者

私は親知らずの抜歯は2本で1時間くらいかかりました。矯正の抜歯は2本で15分ほど(ほとんどが麻酔が効くのを待ってる時間)でした。

Q2. 4本いっぺんに抜くの?それって大変じゃない?

A. ケースバイケースです。

2本ずつ抜いていくことが多いと思います。

矯正のために上下左右1本ずつ、計4本抜くことはあるかもしれませんが、一気に4本抜くかどうかはクリニックの方針や患者の状態によります。

✅ 私は2本ずつ、親知らずを2回に分けて抜きました。その後に矯正の抜歯をしました。
まとめて抜いた方が通院が1回で済むというメリットもありますが、
食事や痛みを考えると2、3回に分けるほうが負担は少ないです。

Q3. 麻酔は痛い?抜くときに痛みはありますか?

A. 麻酔の「チクッ」とした痛みは少しありますが、処置中は本当に痛みゼロでした。

麻酔がしっかり効いていれば、歯を抜くときの痛みは感じません。
✅ 音や引っ張られる感覚やミシミシ音は聞こえますが、「あれ、もう抜けたの?」というくらいあっという間でした。

Q4. 抜歯後、どれくらいで普通の生活に戻れる?

A. 運動や入浴なども普通にするとなると1週間後です。

食事がちょっと大変でした。左右の両方の歯を抜くと片側で噛むということも難しくなるので、、

痛みに関しても私はロキソニンを抜歯後に1回飲んだだけで、その後は痛み止めなしで過ごせました。

Q5. 抜歯した穴に薬を詰めるって何?やったほうがいい?

A. 私は「治りが早くなりますよ」と言われて1本5000円で薬を詰めてもらいましたが、正直いらないです。

私は親知らずはかかりつけの歯医者で抜き、矯正のための抜歯は矯正クリニックでしたのですが、親知らずのときはそんな薬紹介されませんでした。

もしかしたら、自由診療だからこそ、そういった薬を紹介してくるのかもしれません。

Q6. 抜歯しない矯正はできませんか?

A. できますが、すべての人に適しているとは限りません。

最近は「なるべく抜歯しない方針」を掲げるクリニックも多く、実際に軽度のガタつきや歯列の幅に余裕がある人は非抜歯でも矯正が可能な場合があります。

ただし、特に出っ歯気味の方やフェイスラインをしっかり整えたい方にとっては、抜歯が必要になるケースが多いです。

✅ 歯を後ろに下げるには、スペースを作る必要があり、そのためには抜歯が必要です。

筆者
筆者

私も抜歯が怖くて、なるべく抜かない方針のクリニックにも訪れたくらいです。しかし、今では本当に抜歯をしてよかったと思っています。抜歯してなかったら理想の歯並びには絶対なれなかったです。

「歯を抜くのは怖い」「できれば抜きたくない」という気持ちはすごく分かりますが、無理に非抜歯で進めることで、仕上がりに満足できない可能性もあるという点は知っておいてほしいです。

➡️ それでも抜歯が不安な方は、クリニックの先生に伝えるようにしましょう。

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まとめ:矯正用の抜歯は怖がらなくて大丈夫!

  • 処置中の痛みはほぼゼロ
  • 腫れや痛みも少なく、回復も早い
  • 親知らずの抜歯とはまったくの別物
  • 抜歯後の注意点を守れば安心して過ごせます

🦷 「抜歯=痛い・怖い」はイメージだけ!
実際に経験した身としては、驚くほどあっさり終わりました。

不安な方はこの記事を参考に、心の準備をしてみてくださいね!

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